アーバンギャルドは二十一世紀東京生まれの 「トラウマテクノポップ」バンド。
狂った電子音に濃厚なアンサンブル、 女性・男性ツインヴォーカルがはじける 唯一無二のサウンドは、 病的にポップ。痛いほどガーリー。
二十一世紀初頭、詩や演劇のフィールドで活動していた松永天馬の呼びかけにより結成。 シャンソン歌手としてステージに立っていた浜崎容子をアイコンとして、病的な現代を標榜し、アンダーグラウンドでありながらポップでもあるという、類い稀な音楽として昇華している。
楽曲のみならずアートワークやPVなど総ての作品を松永自身が手がけるパーソナルな創作集団でもあり、美術や文学といった他ジャンルへの侵犯をも恐れない。
時々血を見ることもあるが、それは現実だ。
2011年7月 メジャーデビューシングル「スカート革命」リリース。
10月 メジャーデビューアルバム『メンタルヘルズ』リリース。
2012年 シングル『病めるアイドル』ではアイドル戦国時代への応答として「バンドやめる→病める」と宣言。 ライヴでも演奏せず歌って踊るというアイドル・スタイルで「ぱすぽ☆」「でんぱ組.inc」「BiS」ら今をときめくアイドルたちとのツーマンライヴツアー『アーバンギャルドの病めるアイドル五番勝負!!!!!』を開催。アイドルファンにも強烈な印象を残した。
また『さよならサブカルチャー』ではサブカルバンドとも揶揄される自らのアイデンティティを更新し、象徴としてPVにてサブカルグッズの入った棺を爆破(CGなし!)。カウンターカルチャーとしてのバンドであることを誓った。
2013年には初のベストアルバム『恋と革命とアーバンギャルド』をリリース。 プロデューサーに佐久間正英を迎えた新曲を収録した当アルバムをひっさげ、バンド最大規模の全国ツアーを開催。
2014年6月 現代日本のカリカチュアである問題作にして6枚目のオリジナルアルバム『鬱くしい国』をリリース。当アルバムでは現代美術家・会田誠がジャケットを手がけ、筋肉少女帯の大槻ケンヂがゲストヴォーカルとして参加するなど華やかなものとなった。
夏には全国ツアーの傍ら、代々木第一体育館にて開催された「GIRLS FACTORY 14」に出演し、ももいろクローバーZとセッションを行う。
また自身による夏フェス「鬱フェス2014」を初開催。筋肉少女帯をはじめとする様々なバンドが出演した。
アンダーグラウンドからメインストリームへの上昇は止まらない。